賃料が高い不動産ほど価値があるという考え方を前提にして、不動産の資産価値を賃料から逆算しようというものだ。不動産の「貸せる」という価値から「売れる」という価値を推定するという、非常に合理的で根拠のある指標といっていいだろう。計算式は、至極シンプルである。「月額賃料(純収益)×12カ月÷期待収益率(期待利回り)=収益還元価格」という式で、不動産の価格を算出する。この価格が、実質的な資産価値と考える。具体的にこの計算式の使い方を説明しよう。まず、月額賃料だが、これはネットでも調べられるが、対象物件が立地する地元の不動産管理業者に問い合わせてみるのが一番だ。間取り、築年数、広さ、共用設備など条件を図面とともに提示し、「これをいま、賃貸に出すのなら、値段はいくらくらいにすれば借り手が見つかりますか?」と質問すれば、教えてもらえるだろう。注意が必要なのは、ここで教えてもらった金額を単純に12倍したものが年間の家賃収入としてはいけないことだ。
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