不動産への融資について

2011.10.21

不動産への融資について、ある程度はリスクも考慮されていました。ところが市況が好調なときには、投資先の確保が競争になり、「まず、融資ありき」となって、最も大切な「回収への関心」がきわめて低くなっていたのです。こうした感覚の麻痺は、九〇年代のバブルと今も変わりがありません。規模も小さく、歴史も浅い不動産業者に、数億円、数十億円、いや数百億円と大胆に融資するのを見ていると、驚嘆するしかありません。融資をして利益を稼ぐには、そのリスクを事前に最小化するため、さまざまな工夫を凝らし、慎重に行わなければなりません。

東武日光線(南栗橋)の新築一戸建て
JR総武線(津田沼)の新築一戸建て
新京成線(薬園台)の新築一戸建て
西武新宿線(東村山)の新築一戸建て
西武池袋線(仏子)の新築一戸建て

それは、金融機関で働く現場の人々も同じだと理解しているのでしょうが、「今期の融資目標の達成」という目標に固執しすぎて、債権回収について考えをめぐらせるのが疎かになりかちなのです。ですから不動産の融資については、次の鉄則をいつも頭に入れておく必要があります。融資するのは、「他人から預かっている大切なお金」。信頼されて、その運用を任されているという認識と責任感を持つ。「融資目標の一時的な達成」よりも、融資によって「利益目標を達成する」ことを重視する。この二つのポイントが金融機関のなかで評価されなければ、失敗は何度も繰り返されます。安易な融資が残すのは、膨大な不良債権と空しさばかりでしょう。




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