2DKにL(リビングルーム)という新しい空間が加わるようになったのは、昭和も四〇年代に入ってからでした。リビングルーム、つまり居間です。東京オリンピックを契機に、曲折はあったものの基本的には右肩上がりの成長路線に弾みがつき、庶民の「豊かさ」への憧れとして、住む家にも広さが要求されるようになったのです。日本の家は2LDK、あるいは3LDKという形で広くなっていきました。LDKといういわば記号で家の間
流行に振り回されて見失うものとは... の続きを読む
サッシの納期です。今日頼んで明日現場に納品できるわけではなく、早くても1週間くらいは必要となります。サッシが現場に納品されない限り、構造体の大きさを変更することはできません。同時にその他の工事、たとえば断熱材を入れたり、外部の防水紙を施工することもできなくなります。つまりサッシ一つを変更することによって、工期が遅れてしまうということになるわけです。また、当然ながら一度できているものを取り壊してやり
工期・費用にも影響が... の続きを読む
都心への一極集中といわれているが、都心部のすべての地域が集中の対象になっているわけではない。(1)三菱地所が中心に積極的に再開発を進めている千代田区丸の内・大手町エリア、(2)三井不動産の中央区日本橋・京橋エリア、(3)森ビルの六本木ヒルズ、住友不動産の泉ガーデンタワーや三井不動産を中心とした東京ミッドタウンと称される防衛庁跡地の大規模開発がある港区六本木・乃木坂エリアの二極集中とでもいうべき傾向
二極集中化が進む... の続きを読む
「空気の質、インドアーエアーというのですが、最悪の家が多いのです。家の中で安心して深呼吸ができないのですよ。有害な化学物質が揮発しているからです。例えば、目や鼻、喉に刺激を受けるホルムアルデヒド、トルエンそれから防虫剤など。人は、建てた家によって健康を蝕まれ、苦しめられています」私は、仮住まいの室内空気を思い出して、大きくうなずいた。「家を造る側が、これまで、住む人の立場ではほとんど何も考えてきて
契約する時のえびす顔... の続きを読む
建てる(買う)前でもいままさに欠陥住宅の被害に泣いている人、あるいは建てた(購入した)家に欠陥がありそうだと不信感をもっている人、そんな人たちのために、弁護士や建築士などの有志が集まって活動している団体がいくつかあります。また最近では、初めから「欠陥住宅を建てない買わない」ために建築士などが協力しようという動きも出てきました。そのためのチェックや監理を業務の1部としている建築士事務所やコンサルタン
建てた後でも相談できる... の続きを読む
ローン残高があって売るときの手続きは借入金で自宅を購入した場合、債務者は通常、土地と建物に抵当権の設定登紀をします。自宅を売却しようとするときは、物件の引渡しまでにその抵当権を抹消しなければならないのです。簡単にいえば、引っ越し前までに残っている借入金を全額返済して、抵当権の抹消をしてしまえばいいわけです。ところで、売却代金の手付金だけでは、借人令の返済ができない場合はどうしたらよいのでしょうか。
ローン残高があって売るときの手続き... の続きを読む
日本の住宅は冷暖房になじまないのですが、これはどういうことかというと、現在の一般の住宅は、思想的には、昔造られた局所暖房、直火焚き(囲炉裏や炬燵など)の家の延長線上にあり、部屋や家全体を冷暖房するようにはできていないからです。このような住宅は、暖房すれば壁の中や床下に結露して「北海道なみだたけ事件」のように、家が腐ってしまう可能性もあります。昔から住宅は、その地域の風土に合わせて、その地域で調達で
日本の家は、冷暖房向きに造られていない... の続きを読む
「不動産不況」「ミニバブル崩壊」……。不動産業者の経営破綻やマンションの売れ残りが注目された1年でした。とくに、夏以降は多額の負債を出して上場会社が相次いで倒産し、ゼネコンやその下請企業にも波及して、連日のように報道されたのが記憶にも新しいところです。こうした「不動産不況」に突入したことで、それまで真剣に検討していた住宅の購入も、当面は見合わせたほうがいい、と考えた人が多いのではないでしょうか。2
「不動産不況」はどのようにして起こったのか?... の続きを読む
通常、住宅メーカーの家もその価格(標準価格)は坪単価で表示されています。したがって、それにこれから建てようとする家の延床面積(坪数)をかければ、おおよその総費用を算出することができます。パンフレットに載っているような、展示場にあるような仕様の家を夢見て、それを少しでもかなえようとすると、その1つひとつにお金がかかります。標準仕様のものだけでは、そのような家は建たないのです。庭や塀など、いわゆる外構
仮住まいの手配も必要... の続きを読む
自分たちの生活に合った間取りで、風通しや陽当たりも考慮されていて、かつ、美しいデザインの住まいをつくるには、という内容でまとめたい。家づくりの計画がまとまり、いざ着手。誰しも新しい住まいでの快適な暮らし、そして今不満に思っていること、生活の不自由さなどが解消される期待で、ワクワクしてくる。とりわけプランをああでもない、こうでもないとやっている時はとても楽しい。ところがそこから家づくりをすすめていく
美しいデザインの住まいをつくる... の続きを読む