「おひとりさま」の家の典型

2011.12.09

いくら家族と一緒でも、人生の楽しさを感じるのは自分自身、つまり「個」なのです。したがって、衣食住において誰もが自由に過ごせるということが、「生活を楽しめる家」のテーマとなってくるでしょう。たとえば、外から帰宅したら玄関クローゼットで部屋着になって、リビングのソファに腰をおろす。場合によっては、裸でもよいかもしれませんが、とにかく、自分が一番くつろげる恰好で、スイッチを入れると巨大なスクリーンが降りてきて、そこで3Dの映画を大音量で楽しむ。

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ひょっとしたら、こんなリビングでの過ごし方が、未来の「おひとりさまの家」のスタンダードになるのかもしれません。バックライトのあるドレッサーにきらびやかな衣装が並んでいて、シュしスクローゼットにはブランド品の靴がずらっと並び、まるでブティックのショールームのように収納されている。ホテルのスウィートルームのようにリビングから続く間にベッドルームがあり、しかも、ひとり暮らしなのに、なぜか置かれているのはキングサイズのダブルベッドです。そして、ドレスルームは常に自分の姿が映し出せる総鏡張りになっている……。ナルシスティックな「個」の面が強調されていますが、まさしく「おひとりさま」の家の典型といってもいいでしょう。




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